国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)忍者・忍術学のススメ 〜入学式編〜(院生田中(仮))

2018年10月23日

こんにちは、修士1年の田中(仮)の忍者・忍術学の日常をお届けするコーナーです。今日は4月9日に行われた三重大学院の入学式の様子をお届けします。

2月に行われた大学院の忍者・忍術学の入試科目をなんとかパスし、入学式に参加させていただけることになりました。やはり大学院の入学式というフォーマルな場ですから、もちろんスーツで参加しようと思っていたのですが、太りすぎたせいかスーツが入りそうにありません。新調しようかな…と迷っていた頃、忍者研究の第一人者である山田先生から連絡がありました。

「新聞の取材が入るようなのですが、田中(仮)さんはやはり忍び装束で来るのですか?みなさん楽しみにされているようですが。」と。

これは想定外でした。完全にダチョウ倶楽部的なノリで試されているような気がしました。ここで普通にスーツを着用して行こうものならば、ノリの悪い院生となってしまいます。ということで、意を決して忍び装束で入学式に出席したところ、なんと周りの大学院や大学の新入生から「一緒に写真撮ってください!」と、写真撮影の列ができてしまいました。もはやゆるキャラになった気分です。「いやいや、あなた達と同級生ですよ」と何度も釈明をしながら写真撮影に応じます。

忍びたるもの忍んでこそナンボな世界ですが、結局その日の新聞記事には

−三重大で九日、入学式があり、大学院の新たな専門科目「忍者・忍術学」で入学した二人が忍者装束姿で出席した。周りの学生たちの注目の的となり、何度も記念撮影を求められるなど「全く忍べなかった」と、初日から「反省」していた。

と見事なオチのつくウマい文章を書かれ、忍者としては先の思いやられる落第忍者感を世の中に露呈してしまったのでした。

このように反省からのスタートとなってしまいましたが、もう下がるまで下がったのであとは上がるしかありません。今は一流の忍びになるべく授業など頑張っていますので、次回からは先生ごとの授業の様子をお伝えしていければと思います!(田中(仮)記)