国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(お知らせ)「忍者、首相官邸に忍び込む」(山田雄司)

2018年12月14日

12月12日、日本忍者協議会(会長・鈴木英敬三重県知事)と忍者NINJA議員連盟(会長・古屋圭司元国家公安委員長)のメンバーで首相官邸を訪れ、オリンピック・パラリンピックでの忍者の活用についての要望書を巻物にして安倍晋三首相に手渡した。私も日本忍者協議会の忍者として同行し、首相官邸に「忍び込む」ことに成功した。

首相は冒頭、「皆さん忍者は、官邸の厳しいセキュリティーをかいくぐって」と笑いを誘い、会談は和やかに進行した。首相は子どもの時、折り紙で手裏剣を作って遊んだことや、オーストラリアを訪れたときにタンブル首相から、オーストラリアの人はみな「Ninja Shintaro」(日本名「隠密剣士」)という番組を見ていたという話を聞いたことを披露された。調べてみると、主人公の名前「新太郎」に基づき、オーストラリアのロックグループ「メン・アット・ワーク」が「Shintaro」という曲を歌ったことに基づくものだそうだ。

今回の訪問では、首相官邸というめったに入れないところに入ることができ、取材カメラの放列を浴び、首相と歓談して握手し、テレビでよく見るぶら下がり取材で記者に取り囲まれるというとても貴重な体験をすることができた。これから忍者がどのような方向に向かうのか、大変楽しみである。