国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

ブログ

 

(学生通信)「ナルト」で忍者と結びついた私は今後忍者について、深く研究したいと思う(院生 リトクヨウ)

2020年06月02日

こんにちは、私は三重大学人文社会科学研究科の一年生リトクヨウです。

 中国から来て、現在忍者のことについて、色々勉強しております。私は大学で日本語を専門として、四年間勉強しました。勉強すればするほど日本に行きたくなったものの、様々な事情で、卒業後すぐに日本に留学することは出来ませんでした。しかし、この夢はずっと心の中にあり、少しも諦めることはなかったです。三年間働いて、ようやく去年日本にたどり着きました。これは何より素晴らしいことだと自分で思います。これから、もっと頑張ります。
 忍者を知ったきっかけはやはり「ナルト」ですね。このアニメは本当に中国でとても有名で、皆に知られています。勿論、私も結構見ました。しかし、少し気づいたことがありました。それは「五行」です。五行思想(ごぎょうしそう)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという説であります。中国に昔から伝統思想として伝わってきたのです。まさか日本で受容されていたとは思わなかったです。そして、このことについて、当時も色々調べ、両国でとても違っていることがわかりました。やはり同じ「五行思想」だとしても、中身は完全に同じわけではないのですね。
 忍者のことを勉強していくににしたがって、忍者が「孫子」と儒教思想に関わっていることがわかりました。結構驚きました。この点もとても気になっているので、現在、色々な本を読んで、その違いを見つけ出そうとしています。
 これからも勉強は難しいと思いますが、忍者のことについて、もっと深く研究しようと思います。(院生 リトクヨウ記)