国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

ブログ

 

(学生通信)九字印で陽忍力UP(院生三橋源一)

2018年10月18日

今回当研究センターのブログを開始するにあたり、何時頃から忍者を意識していたのか、つらつら思い返してみると、何故かアマゾン川の船上が思い浮かぶ。大学を休学してブラジルの農工学校で研修していた当時、明治移民の校長のお使い?でサンパウロから遥か遠いアマゾン上流のマナウスから河口のベレンまで船で4日の航路を進んでいた時だった。

校長先生は『自分を見つめ直す時にあの空とジャングルと川をぼんやり眺めるのが良いのだ。』と仰っていたが、不肖の私は当時では珍しい日本人として船内の子供達に遊んでくれとせがまれ、狭い船内を追い回されるばかりの慌ただしい日々だった。

「日本人なら空手ができるのでしょう?」という世界の常識?を突き付けられ、当時ある程度格闘技をやっていたので多少型などを教えると喜んでいたが、そこは子供。集中力は30分と持たない。そこで当時日本ではやっていた密教系の漫画の影響もあって九字印を知っていたので「それじゃあ特別に忍者の秘密の魔法を教えてあげよう」と九字印を披露。不思議と皆熱心にひたすら練習を続け、喜んだりしていた。

遂にはそれを遠巻きに見ていた船内上階の(我々は船底でハンモック)裕福な令嬢が関心を持ち、上陸後、食事に誘われたりしたものだから、大した効果だった。

今振り返ると、もちろん好き嫌いはあるにせよ、国境を越えて人を何かしら引き付ける魅力が忍者にはあるようで、当時の私にとって九字印が陽忍力として大いに現地の人々との交流に役立ったようだった。これからもこの忍者の不思議な魅力について、日々思いついたことをこのブログに挙げていけたらと思います。