国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(お知らせ)江戸東京博物館・NPO法人「江戸連」で講演をしました(高尾善希)

2019年09月04日

国際忍者研究センターの高尾です。あいかわらず、講演や執筆などで多忙な日を過ごしています。最近はブログ・アップを怠けているので、それら仕事のうち、東京都での講演2件についてご報告をしたいと思います。
まず、ひとつは、江戸東京博物館「えどはくカルチャー」です。「伊賀者と江戸城」という大テーマのもと、「徳川幕府の伊賀者と江戸城の防衛」(8月7日)・「新発見からみる徳川幕府の伊賀者」(9月11日)の2回の講演会です。前者はもう済みましたが、200名以上のお客さんに恵まれました。ひとつは、江戸勉強会グループNPO法人「江戸連」で、「江戸時代の伊賀者について」という講演をしました。こちらは30名ほどのお客さんでした(写真)。いずれも東京都ですので、徳川幕府の伊賀者の話です。
「東京で伊賀者…」ということで、内容として珍しかったらしく、江戸博「えどはくカルチャー」では、最多人数のお客さんであったようです。NPO法人「江戸連」では、シニアの方が多く、意気軒高、懇親会では質問攻めにあいました。
江戸東京博物館の図録『特別展 江戸の街道をゆく』(江戸東京博物館、2019年4月)では、「楽宮下向絵巻」の中に、「伊賀」として、幕府の伊賀者が描かれていました。(楽宮、12代将軍徳川家慶正室)。ぶらぶらしていると、思わぬ収穫があるものです。(高尾善希)