国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)おすすめPodcast(院生 仙空)

2020年12月15日

 こんにちは、仙空です!
 こちらのブログに辿り着いて読んでくださっている方は忍者好きですよね?
 そして忍者好きな方の過半数くらいは歴史にも関心があるのではないでしょうか。
 そんな皆さまにおすすめのPodcast を紹介します♪
 それは”MOOKSTUDY日本の歴史”です!

 私は忍たま乱太郎きっかけで2,3年前に忍者好きになりましたが、日本史の知識は全然ないのですよね…
 忍者を好きになる前は日本史に全く興味がなく、時代劇や歴史物の漫画も全然見ていなかったです。だって登場人物が多すぎて顔と名前を覚えられないし、どのキャラはどの組織に属して、どんな思惑があるとか追いきれない(ノД`)・゜・。
 しかも登場人物は大体おじさんだし、絵柄も女子受けする感じじゃない。昔の私にとってはときめきポイントが無かったのですよ。
試験の直前に漢字ばっかりだな〜嫌だな〜と思いながら人の名前や出来事の名前、年数だけを暗記して試験に臨み、試験が終わったらきれいさっぱり忘れる。そんな感じでした。

 けれど大学院では日本史の知識が必要。勉強せねば…と歴史関係の本を読むようになりました。
 しかし私は現在働きながら院の授業を受け、仕事関係の研修や考査も受けているので、なかなか時間をとって歴史の勉強ができないのですよね。なので、耳学習したいなと思い、Podcastで歴史を扱う番組を探しました。その中で聴いてすぐに気に入ったのが”MOOKSTUDY日本の歴史”です。

 聴いた瞬間思ったのが、喋っている方の声が声優の石田彰さんに似てる!でした。
 石田さんは新世紀エヴァンゲリオンの渚カヲル、NARUTO -ナルト-の我愛羅、銀魂の桂小太郎、最遊記の猪八戒、忍たま乱太郎の綾部喜八郎等を演じる人気声優です。
 あれ?石田さんが歴史番組をやっている?石田さんってこんなに歴史に詳しいの?とあわあわしながら番組パーソナリティーを調べてしまいました。番組パーソナリティーは石田さんではなく、廣瀬真一さんという方でした。

 廣瀬さんは大学教授や学校の先生等ではなく、ご本人は歴史好きのおじさん、と自称しています。番組アシスタントは歴史に関心はあるけれど、あまり詳しくはないオガワブンゴさん。廣瀬さんがブンゴさんに歴史上の人物や出来事について話すスタイルで番組は進められます。

 廣瀬さんの説明はほんっっとうに分かりやすいです。出来事の流れを当時の価値観や外国の情勢等を交えて説明してくださるし、人物の紹介ではその人が行ったことだけではなく、周囲からの評価やその人が大事にしていた信条や笑い話等も紹介してくれます。1回の放送は2,30分で、1回ずつテーマを決めて話されますが、時系列では進められません。幕末の回の後に戦国の回が来たり、弥生時代が来たりとランダムです。続き物ではないものの、各回とても面白いので、どんどん聞きたくなってしまいます。
 私がブログを書いている時点で130話配信されていますが、面白いので1か月半で私は全部聴いてしまいました。あと2回くらい聴き直したいと思い、今2周目を聴いています。

 こちらの番組は日本史なんて全然知らないよ、という方にはもちろん、日本史好きの方、外国に住んでいる日本人の方、グローバル志向のビジネスマンにもおすすめです。外国にいると自国の歴史や文化について尋ねられる機会が多いと思います。勉強しようと思われる方も多いはず。そのためか、こちらの番組は世界中で聴かれています。100ヵ国くらいかな…?今○○ヵ国でダウンロードされています!と、たまに番組内で報告されているのですが、どの回で話されていたか覚えていないので数字ははっきりしてないです。
 そしてApple Podcasts Best Of 2018の”2018年に最もダウンロードされた新番組”にも選ばれています。“MOOKSTUDY日本の歴史”が面白いと感じているのは私だけではないということですね♪

 廣瀬さんの分かりやすく面白い説明、聴き心地のとても良い声、ブンゴさんの素直な感想、聴き上手さ。とても素敵な番組だと思います。こちらの番組のおかげで日本史への興味や親しみがグッと湧きました。こんなに素晴らしい番組が無料で聴けるなんて…番組を長く続けてもらうために課金したいくらいです。

 皆さまも通勤時間や家事をしている間等に聴いてみてはいかがでしょうか。
 番組HP、Apple Podcasts、Spotify、Google Podcasts、Castbox、Amazon music、audiobook等で聴くことができます。

 また何かおすすめの番組を見つけたら紹介させて頂きますね。
 それではドロン!(院生 仙空記)