国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(エッセイ)忍者百人衆(山田雄司)

2018年11月29日

忍者衣装に着替えて都内の伊賀・甲賀忍者関連地をまわる「忍者百人衆」。5回目となった今年は、上野から山手線に乗って渋谷まで行き、穏田神社・善光寺・東京タワー・増上寺・愛宕神社などを訪れた。途中坂道や石段などもある約10㎞の道中では、街を歩く人々から声をかけられたり、写真を撮られたりして、新しい発見もある楽しい街歩きとなった。

この「忍者百人衆」は伊賀上野観光協会の発案で始まったもので、私が解説役を務めさせてもらっているが、私にとってはさまざまな方と会うことができる重要な機会となっている。これまで雨に降られることがないのも大変ありがたい。そして、地方でこれほど東京に関係のある場所は、伊賀・甲賀を差し置いてないだろう。

各地で忍者に関する取り組みが盛んになってきているが、「忍者の聖地 伊賀・甲賀」の取り組みをさらに活発にし、研究自体もより一層深めていかなければならないことを再認識した街歩きでもあった。