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(エッセイ)忍者・忍術学講座 in Tokyo(山田雄司)
2018年12月20日
12月15日(土)東京日本橋の三重テラスで、三重大学伊賀連携フィールド「忍者・忍術学講座 in Tokyo」を開催し、私が「幕末忍者の情報収集」という話を、大田原市黒羽芭蕉の館学芸員の新井敦史さんが「松尾芭蕉『おくのほそ道』の旅と忍者説をめぐって」という話をした。このコラムでは、その内容ではなく、新井さんとのことについて書きたい。
新井さんは筑波大学大学院のときの日本史研究室の先輩で、在学中は大変お世話になった。思い出はたくさんありすぎるのと、とても文章にすることができない内容が多々あるので、ひとつだけ書いておくことにしたい。しばしば私のアパートで、私が料理を作って飲み会をすることがあり、あるとき何のきっかけか後輩の女性2人とともに「連歌会」をすることになった。中世ではしばしば連歌会が開催されているので、それにならってやってみようということでやったのだと思うが、これがまた面白くて、より親密さが増すこととなった。当時の院生同士は関係が濃密で、いろいろ行動をともにしたが、聞くところによると今では個人個人といったようである。
そのうち1人の女性は某大学で日本史を教えており、新井さんの思い出の地新宿歌舞伎町で昔話を肴に講演の前日3人で飲んだ。そして、人の性格は変わらないということをお互い確認したのであった。