国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(お知らせ)6月14日までにビーバップ!ハイヒールのTver放送をご覧ください

2018年06月08日

以前、告知しておりました朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」(2018年6月7日放送分)に出演しました。6月14日の次の放送があるまで番組HPのTverかアプリのTverから無料で見られます。見逃しの方はそれでご覧ください。東海ではメーテレが放送します。7月ぐらいになるでしょうか。正確な日時がわかったらまたHPから宣伝します。

ビーバップ!ハイヒールは関西ローカル放送なので私は知らなかったのですが、関西では人気の番組だそうで、今回の放送に当たって関西の友人に連絡したら、いつも見ていますという人が多かったです。下請けの制作会社が作っている東京のテレビ局とちがって、朝日放送本体が作っているだけあって、ディレクターのMさん、放送作家のFさん、とてもしっかりした対応をしてくださいました。こまめに台本を送ってくださるのですが、私が指摘したところはきちんと修正していただきました。撮影済みのVTRを撮り直していただいた部分もいくつかあります。おかげさまで、三重大学の忍者研究の新知見をお伝えすることができたと思います。

忍者に詳しい方で番組に??と思う部分があれば、それは監修も担当した私の責任です。テレビ出演・監修は初めてだったので、台本を軽んじていました。私が台本の初稿からきちんと対応していればよかったのですが、それを怠って五月雨式で注文をつけたせいで局の方にご面倒おかけしました。あと、予算の都合で、再現VTRでなんともならなかった部分もあります。家康の供の衣裳や馬とかですね。凶事を知ったのも堺を出てからですが、供まわりがいるような写し方は難しくて。服部半蔵では、今の説だと、神君伊賀越での役割は小さかったとか、いやいやそもそもいなかったとか、甲賀・伊賀衆で300人は多いのではないか、とか言われますが、信憑性の大小はともかく、まったく依拠できるもののないことは表現しないという方針が守られていたと思います。

放送は途中で「女子並べ」が入りますが、それ以降も続きますので、最後までご覧ください。チャキチャキしてアウラのあるハイヒールのお二人、生でみるととても格好よくて頭の切れるたむらけんじさん、同じ人間とは思えない美しさのダレノガレ明美さん、とっても面白いチュートリアルのお二人と共演できてよかったです。筒井康隆先生と江川達也先生とご一緒できたのも嬉しく、特に『虚構船団』からのファンである筒井先生にお目にかかれたのは一生の思い出です。スタジオでの撮影はとても楽しい会話がとびかっており、編集のため、撮影のほんの一部しか使われていないのは本当にもったいないですが、そうした上澄みだけが使われているのが、番組の質の高さにつながっているのだと思います。学ぶことの多いテレビ出演でした。(吉丸記)