国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

ブログ

 

(お知らせ)伊賀忍者古文書講座がはじまりました

2018年10月16日

三重大学国際忍者研究センターの高尾善希です。伊賀忍者古文書講座(三重大学地域拠点サテライト連携事業、全6回)が、きのうより始まりました。30人ほどの伊賀市民の方に、ご参会いただきました。

この講座は、伊賀者に関する古文書を、くずし字のままで読んでみよう、という内容です。「くずし字は難しいんじゃないか…」とお考えの方も多いかもしれませんが、同じ日本語ですので、外国語を覚えるよりは、ハードルが低いのではないかと思います。とはいえ、現代人には不慣れなくずし字ですから、それなりの学習が必要です。

この講座では、まったくの初心者向けですので、古文書とは何か、くずし字の特徴、学習のコツ、辞書選びなどから学びます。全6回を経れば、皆さんが自習する方法を理解する、というレベルまで到達するようにしたいと思います。実際に古文書を読む段階では、本物の古文書にもふれていただきます。

この講座を通じて、古文書解読の奥深さ、文化財保護の重要性を実感していただいて、さらには、センターの活動にもご理解を賜ればと思っています。

ことしのこの講座は、すでに募集を締め切りましたけれども、毎年、同様の講座を開催し続けたいと考えています。また、時間を増やしてほしい、人数を増やしてほしい、具体的な開催時間についてのご意見等がございましたら、センターまでお寄せください。(高尾記)