国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)夏の報せ (院生 凛)

2019年07月26日

 皆の衆、息災にござるか。徳川家康と服部半蔵忍者隊は軽業の凛じゃ。梅雨が明け晴れ空が戻ってまいったが、皆はいかがおすごしか。拙者は近ごろ家康様の御言葉を幾度となく思い返しては考えを巡らせておる。
 我ら忍びが家康様のお供をする機会こそほとんどござらんが、半蔵様をはじめとする忍者隊のことはふだんより見守ってくださり、時たま御言葉をかけてくださる。そんな家康様が先日、真剣な面持ちでこうおっしゃった。

「凛。儂は主の夢を全面的に応援しておる。
 ゆえに凛。主が主自身の才に潰されることなきよう努めよ。
 主は今後よりおおきなことを果たしてゆくじゃろう。
 その際、儂自身のことばが主を阻むことがあるやもしれぬ。
 しかしそれさえも気にすることなく、主はすすめ。」

 さて、現世はいよいよ夏休みのようじゃな。こたびも名古屋城には童がよう遊びに来てくれもうした。実は我ら院生も間もなく夏休みに突入いたすゆえ、拙者はますます日々の任務に励み、皆のことをまっておるぞ。
 夏休み期間は、昨年にひきつづき名古屋城のみならず、サムライ×ニンジャ空港こと中部国際空港セントレアにも出陣いたしておる。旅に出かけるとき立ち寄ることがござれば、我らのことを思い出してくだされ。では、良き夏休みを。