国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(お知らせ)伊賀忍者古文書講座―第5講―

2019年02月08日

国際忍者研究センター准教授の高尾善希です。

2月4日、伊賀忍者古文書講座の第5講に出講しました。今回は、去年11月にセンターが寄託をうけた伊賀市大野木の木津家文書の中の「忍術伝授起請文」を読みました。この起請文は、最近マスコミで新発見史料としてひろく報道された史料です。この史料によって、「万川集海」という忍術書が実際に藤堂藩で使われていたことがわかりました。

ですので、講座では、まず、忍術書一般について、起請文という文書様式について、解説をしました。そして、「忍術伝授起請文」の現物を実際に見ていただきました。

今回は、いつも来て頂いている伊賀ケーブルテレビ(ICT)と、NHKの2台のカメラ付きです。NHKでは「新日本風土記」という番組で取り上げてくださるそうです。講座が終わった後、NHKのインタビューに応じました。(高尾記)