国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)忍たまファン第二の聖地になるかも?「ふくやま草戸千軒ミュージアム」③(院生 仙空)

2021年05月27日

 こんにちは、仙空です。
 今回もふくやま草戸千軒ミュージアムの常設展、「よみがえる草戸千軒」の見学レポです。
 遺物展示コーナーには忍たま縁の品々があります。

 きり丸ゆかりの銭甕(ぜにがめ)、銭塊(せんかい)のお次は鋤(すき)、鋤先です。
 鋤とは農具の一つで、手と足の力で土地を掘り起こすときに使う物です。
 現代的に言うとシャベルですよね(シャベルは金属製のものを指しますが、室町時代の鋤は先端部分以外は木製です)。

 鋤と言えば、綾部喜八郎です。
 喜八郎は四年い組、作法委員会所属で、「穴掘り小僧」「天才的トラパー」の異名をとるほどの仕掛け罠の名人です。
 彼は踏鋤(ふみすき)、手鋤(てすき)を愛用しており、それぞれに「踏子ちゃん(ふみこ)」「テッコちゃん」と名前までつけています。
 一人用の塹壕であるタコ壺を掘るのが大好きなので、彼は大体踏鋤を持ち歩いています。

 鋤、鋤先の展示コーナーに鋤・鋤先の解説はなかったのですが、『瀬戸内の交流 まちのにぎわい 人のつながり』というふくやま草戸千軒ミュージアム展示案内書には少し説明が載っていたので引用しますね。

●鋤・鍬
鋤(すき)には柄と鋤先が一体のものと別のものがあり、鍬(くわ)は柄と鍬先が別のつくりになっています。鋤先・鍬先には、いずれも先端に鉄製の刃が付きます。

 柄と鋤先が一体のものと別のものがあるということは知りませんでしたし、意識したこともありませんでした。
 喜八郎の踏鋤はどっちだろう、と落第忍者乱太郎を見てみると、柄と鋤先は別のものでした。
 新発見!
 喜八郎のことを1つ知る事ができて嬉しいです^^

 忍たまキャラの中で私が好きなのはダントツで仙様(立花仙蔵)なのですが、二番目に好きなキャラクターを挙げるなら、喜八郎なのです。
 尼崎に忍たまの聖地巡礼に行ったときも、今回の広島でも、仙様のぬいぐるみを連れてきているのですが、仙様のお供に喜八郎のぬいぐるみも連れてきているのです。
 なので、鋤と喜八郎を一緒に写真に撮りました!
 良かったねぇ喜八郎♪という気持ちです笑
 大丈夫、ちゃんと周りに人がいないときに撮りました笑。

 そうそう、平日に行ったからということもあるのでしょうが、人は少なかったです。
 のんびりゆっくりと見ることができました。

 続きはまた次回。
 ドロン!(院生 仙空記)