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(エッセイ)2022年度前期授業の始まりとブログの再開(吉丸雄哉)
2022年04月14日
2022年4月14日より、三重大学人文社会科学系大学院忍者忍術学コースで私が担当している「中世近世日本文学文学論特講」が始まりました。大学院の授業は名目上「演習」と「特講」に分かれていますが、「特講」であっても講義形式ではなく、学生が何かをする演習形式で行われるのが普通です。シラバスには大学所蔵の資料をつかった「展示」のことが書いていますが、日本文学の大学院生向きの内容で、忍者学の学生には別の授業をやっています。
主要な論文、最新の論文あるいは忍術書を読んで、私を含む全員がレジュメを作って意見を発表する授業をやっていきます。今年度の履修者が三人と少ないので「読書リスト」は、この授業では二回の予定です。
2018年度から三重大学人文社会科学研究科大学院に忍者忍術学コースが開設されてから数多くの大学院生が入学してきましたが、私が指導教員となる忍者忍術学コースの学生が初めて入学しました。
ニュースになったのでご存じかもしれませんが、四代目玉田玉秀斎さんです。今まで芸名のある学生も他にいましたが、その学生と同様に、授業では本名で呼んでいます。
4月4日に角川選書『忍者とは何か』を上梓しました。あとがきにも書きましたが、山田先生や忍者忍術学コースの学生たちの情熱に引っ張られて私の研究は進んできました。今度はとくに私の指導学生なので今まで以上に深く関わっていくかと思います。玉秀斎さんは非常に売れっ子のようで学生との両立はたいへんのようですが、今度どのように研究が進展していくか楽しみです。
学生のブログも来週から掲載していきます。ご期待ください。(吉丸記)