国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)キャンプ流忍術修行㉒足早にやって来た秋(院生 河村昌樹)

2022年10月20日

 大学院の授業も始まり久々にブログを再開させていただきます。今年は猛暑となり、9月も残暑が厳しかったのですが、10月初旬の台風通過後は急速に気温が下がって、長い夏から駆け足で秋がやって来ました。その気温差のためか、私の勤務先では現在のイロハカエデと昨年投稿したブログの写真を比較すると・・・ 明らかに色づき方が違います。これは私の予想ですが施設周辺の紅葉のピークは、1週間近く早くなるような気がします?
 さて、みなさんはウリハダカエデの木はご存じですか?この木は、幹が瓜肌に似ている事と、葉がカエルの手のようなので、その名がついています。
 施設内でも自生しており、紅葉はとてもきれいなのですが・・・
 なんとこの木の幹から樹液をとって煮詰めれば、おいしいメイプルシロップができるようです。写真の木は若い木なので幹も細くダメだと思いますが・・・ 森の中には太い幹の木もあるので一度試したいと思います。
 ちなみに赤くなる紅葉は、葉に糖分がたまって赤く色づくのですが・・・
 残念ながら葉からはシロップを作ることは出来ません。大阪の箕面ではモミジの天ぷらが有名でとても甘いのですが・・・  これは衣が甘いだけで、葉は何の味もしません。
 自然の中には色々と食べられる物があり、忍者は食べられるものを研究していたと思いますが、残念ながら忍者がメイプルシロップを作っていた記載はありませんが・・・
 いつかメイプルシロップの術を体得したいと思います。(院生 河村記)

 (今年のイロハカエデ)  

(昨年のイロハカエデ)

 (ウリハダカエデ)