国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

ブログ

 

(お知らせ/エッセイ)第2回和っするフェスタ「徳川家康と服部半蔵 in 三重大学」開催のお知らせ (吉丸雄哉)

2023年05月11日

 2023年5月20日(土)に三重大学三翠ホールにて第2回和っするフェスタ「徳川家康と服部半蔵 in 三重大学」が開催されます。

https://www.human.mie-u.ac.jp/event/2-in.html

 観覧無料ですので、よろしければご参加ください。
 午前の部 10:00~13:00 午後の部 14:00~17:00となっておりまして、私は午後の部のシンポジウム「徳川家康と忍者」に教育学部の藤田達生先生と人文学部の高尾善希先生と一緒に登壇します。
 シンポジウムが「家康と忍者」なので、私は「文学における家康と忍者」でお話しすることにしましたが、会自体は「徳川家康と服部半蔵」になっていることに気がついて、服部半蔵にも触れることにしました。ただ、もともとの構想から外れていたことや持ち時間がひとり20分しかないので、服部半蔵にはちょっとしか触れておりません。
 スライドは実質17枚あるのですが、私の要旨だけ紹介しておきます。

・江戸時代の軍記や忍術書に徳川家康が忍びを使った例が少ないので、結果として忍者を駆使する家康が文学作品に描かれることが少ない。
・代わりに中間管理職として服部半蔵が忍者をつかう役割を昭和戦後より担っている。
・江戸後期の実録小説から現代に至るまで家康は忍者に狙われるターゲットとして描かれることが多い。

 半蔵にはあまり触れられないのですが、家康と忍者については具体例をあげて詳細に話しますので興味のある方はご来場ください。(吉丸記)