国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)『忍者と玉秀斎 その18』(院生 四代目・玉田玉秀斎)

2023年06月23日

 大学院の試験結果が届いた。
 何とか無事に合格だった(だから、今このブログを書かせて頂いている)。
 一安心。

 大学院に入ってわかった事が色々ある。
 例えば、一般入学と社会人入学があり、終了期間が2年、3年、4年と異なる。しかし、授業料は総額で同額との制度である。

 世の中では『リカレント教育』、『リスキリング』、『学び直し』、『生涯学習』という言葉が花盛り。「もう一度勉強しましょう」「もっと調査・研究しましょう」「学びは楽しいですよ」という訳だ。

 しかし、そんな社会人に優しい制度設計も知らなければ使えない。僕みたいに猪突猛進で試験にまで進んでくると、一般入学となる。つまり、2年間で研究・調査し、その間に修士論文まで書かないといけない。
社会人の方で大学院受験されるときは、自分のライフプランにあった計画を立てることをお勧めします。

 忍者・忍術学コースの面白いところは、外国人の割合が高いこと。そしてそれに伴い海外からの研究生も毎年何人かおられることだ(と言っても2年しかわからない)。
 外国人の方々は日本では余り知られていないことを発言され、驚くことも多々ある。考え方の違い、異なる文化、アプローチの仕方の面白さなど、毎回の授業が異文化コミュニケーションなのだ。

 忍びにとって、『どんな人とでもコミュニケーションがとれる』という能力はとても大切にされている能力の一つ。忍者・忍術学コースなら、そんな能力も鍛えられる?!(院生 四代目・玉田玉秀斎記)