国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(エッセイ)Talk & Performance in Australia (山田雄司)

2019年04月01日

3月27日から29日にかけてオーストラリアのシドニーとキャンベラにおいて、三重大学と国際交流基金シドニー日本文化センターとの共催で、“Unmasking the Ninja”と題した忍者講座を開催した。こうした海外での忍者講座やシンポジウムはこれまで、モンゴル・中国・イギリス・スペイン・フランス・イタリア・ブルガリア・スロベニア・クロアチア・ハンガリー・ドイツ・オランダ・ロシア・アメリカ・ベトナム・インドネシアといった国々で開催してきている。

今回も吉丸雄哉准教授、川上仁一甲賀流伴党二十一代目宗家と私の3人で講座を行った。オーストラリアでは、かつて『隠密剣士』がテレビで放送されて大ブームとなったそうで、主人公のShintaro(秋草新太郎)こと大瀬康一氏が来豪した際は、ビートルズがやってきたときよりも多くの人が空港に殺到したという。そういうこともあってか、予約は早くに定員となり、会場には比較的年輩の方が多く訪れていた。通訳の方がとても上手に伝えてくれたこともあり、私たちが説明すると会場には笑いや驚きの声が上がり、講座はとても盛りあがった。

キャンベラ空港からの飛行機がシドニー空港に到着できずに戻ってきてしまい、バスでシドニーに向かうなど、予期しないことも起きたオーストラリア旅行だったが、大変貴重な経験をすることができ、いい思い出となった。(山田記)