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(学生通信)現代版火薬免許試験に挑んでみた!③(院生 仙空)
2021年04月28日
こんにちは、仙空です。
すっかり春ですね。大学院の2021年度の授業もスタートしました。今年度もゆるゆる勉強と仕事の両立頑張っていきます。
前回のブログでは火薬類取扱保安責任者試験の内容をご紹介しました。今回は試験対策(受験する忍者ファンは少なそうですが笑)と受験結果についてお話しますね。
この試験に挑むことにしたものの、火薬について学んだことはないので、独学よりもまずは人に教えてもらう方が良いかなと思いました。調べてみると、全国火薬類保安協会が各地で試験対策講習を実施しているのですが(東京都の場合9:30-17:00で4日間)、残念ながら私は都合が合わず行けませんでした。対面形式での講習会は諦めて、何か良い教材はないかと探すと、香川県の砕石事業協同組合が発行している通称「香川本」の評判が良かったので、香川本のテキスト、過去問、図解CDを購入しました。注文した時は図解CDの中に講義も収録されていると勘違いしていたのですが、講師の授業ではなく、パワポのスライドを流していくスタイルでした。音声も一部の実験映像の爆発音を除き、ほとんど入っていませんが、重要ポイントはアニメーションや色使いで強調されていて良かったです。ただ、テキストと表現やまとめ方、内容の並び順が違う箇所が結構あったので、CDを見ながらテキストも開いてメモを取るスタイルより、CDを見るときはテキストは閉じてメモも取らずにCDだけ見て、テキストはまた別で読むスタイルが効率的だと思います。CDはカラフルでアニメーションも入っていて、白黒のテキストより分かりやすいと思うので、先にCDで一通り理解して、その後にテキストを読む順番が良いと思います。
試験対策には2週間くらいかけました。CDとテキストの精読1周、流し読み1周、過去問直近5年分を2周、直近3年分を5周。あとは類似問題や間違いやすい問題・法令まとめ(復習しやすいよう編集されています。ありがたや)を4,5周くらい眺めて12月の本番に臨みました。テキストの読み込みが薄いと思われるでしょうが、この試験はほぼ過去問の焼き直しスタイルなので、過去問中心の対策で十分だと思います。使った教材は香川本だけでした。
試験は1年に1回しかないので、落ちてしまったら嫌だなぁと思いつつ12月に受験。対策期間が短く、特にプレッシャーも感じず緊張せずに挑めたのは良かったです。一般火薬学の問題は結構できた気はしたのですが、火薬類取締に関する法令(以下、「法令」)の問題では、知らない内容の選択肢がいくつかありました。合否発表は約2か月後の2月。ネットで合格者の受験番号が開示されます。ちょっとどきどきしながら見てみると…無事合格していました!
良かった~!一歩仙様の世界に近づけた気がします^^後日合格通知書も届きました。けれど成績は開示されていなかったので、徳島県火薬類保安協会が公開してくれている解答を使って自己採点しました。結果は法令が80点、一般火薬学が95点でした(合格基準は各科目60点以上)。法令はあまり自信がなかったのですが、まあまあ取れていて良かったです♪一般火薬学は100点じゃないのがちょっと惜しいですが十分でしょう。
今回私が受験した火薬類取扱保安責任者試験の他に、忍たまの火薬免許試験っぽい試験がもう一つあるのですよ。それは火薬類製造保安責任者試験です。こちらの試験科目は火薬類取締に関する法令、火薬類製造工場保安管理技術、火薬類製造方法、火薬類性能試験方法、火薬類製造工場に必要な機械工学電気工学及び機械工学大要、一般教養(数学、物理学、化学、外国語、国語、社会科)の6科目で試験は2日間に渡って実施されます。合格率は甲種18%ほど。試験科目が多く、対策に時間がかかりそうなので今回は見送っていました。資格のランクとしては火薬類製造保安責任者の方が火薬類取扱保安責任者よりも上ですね。技術陸曹の任用階級も甲種火薬類取扱保安責任者が2等陸曹なのに対し、甲種火薬類製造保安責任者は1等陸曹のようです。試験の合格率は低いですが、資格サイトによると難易度は普通(火薬類取扱保安責任者はやや易しい)のようです。仙様(立花仙蔵)信者としてはもうちょっと火薬のことを知りたいので、来年くらいにチャレンジするかもしれません。
実はこのブログを書くまで火薬類取扱保安責任者は自衛隊の技術曹の任用資格を得られることを知らなかったのですが、技術陸曹の場合、火薬類取扱保安責任者の任用の種別は「危険物」、区分は「火薬類」となるようです。なんだか忍者っぽくないですか?!私はこの事実を知った時ちょっと浮かれました笑。まさか自分の人生で自衛官になるという選択肢がぽこっと出てくるとは思ってもいませんでした。その道に進むことはないでしょうけど。へっぽこな私に危険物を扱わせるなんて危険すぎます笑。周囲の安全のためにも自分の安全のためにも自重します。
忍者っぽい、火薬、というキーワードだと火縄銃にも少し興味あるのですよね。仙様が火縄銃を扱っているシーンはないと思うのですが、田村三木ヱ門、佐竹虎若という火縄銃を得意とする生徒がいる中、火器・火薬を扱わせれば仙様は忍術学園一と言われるので、きっと火縄銃の扱いにも長けているのでしょう。そのうち撃ってみたいです。
現代版火薬免許試験に挑んでみたシリーズは今回で終わりです。火薬を知ることで仙様の頭の中を少し覗けた気がして楽しいチャレンジでした^^(←ストーカー臭すごいですね笑)
それではドロン!(院生 仙空記)