国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)キャンプ流忍術修行⑫ (院生 河村昌樹)

2021年10月14日

 皆さまご無沙汰しております。
 緊急事態措置も終了し、世間も少しずつ動き始めています。
 私の勤務している施設も臨時休館が終了し、10月1日からは子どもたちの笑顔が見られるようになって来ました。
 今の時期は学校園の利用が中心なので、夜ともなれば連日キャンプファイアが行われています。先日私も久しぶりにキャンプファイアの薪組をしました。
その日は天気がとても良かったので、秋ならではの虫の音をBGMに火を囲んで楽しいひとときを過ごし、火が燃え尽きる頃には満天の星が見られて最高でした。
 私たちの仕事も、忍者ほどではありませんが・・・ 野外炊飯やキャンプファイア等、火をコントロールする能力が求められます。特にキャンプファイアは、内容や参加する人数、火を燃やす時間、天気、薪の種類と乾燥度、風の強さ等によって、その都度、最適な薪組を選択し、短時間(15分程度)で組み上げないといけません。
 また現代の子どもたちは、火と接する経験が少なくなってきているため、火の危険性がわからず、火に近づき過ぎて火傷をする事故も起こっており、安全の観点から団体指導者の方に、その日の風向きや風の強さでどれぐらい離れないと危険かについてもアドバイスをするようにしています。
これからも安全ですてきな思い出が出来るように、人知れず影ながら支えて行きたいと思っています。
 火術を習得するためには日々鍛錬です。(院生 河村記)

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