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(学生通信)『忍者と玉秀斎 その5』(院生 四代目・玉田玉秀斎)
2022年06月06日
玉田玉秀斎として新しい人生がはじまり2年目の2018年4月、1本のメッセンジャーがフェイスブックに届いた。
見ると、見覚えのないお名前。
「一体、どなた何だろう?」
と不思議な気持ちで中を拝見すると、今まで出会ったことがないジャンルの方からのお便りだった。
そこには
「吾妻衆」「真田忍者」「真田十勇士」
という文字が綴られていた。
「なんだか楽しそうな世界に足を踏みいれることが出来そうだ」
たまたま来た一本のメッセージが、僕の人生を大きく動かしはじめた。
そもそも僕の人生は『たまたま』の連続だ。
高校時代にいった留学先がスウェーデンだったのも『たまたま』。
大学で学ぶことになった学部が法学部だったのも『たまたま』。
司法浪人時代に講談と出会ったのも『たまたま』。
気づけば、自分の名前も『たまたま』が入った玉田玉秀斎になっていた。
『たまたま』の出会いは人生を開く。
『たまたま』目の前に来た扉はとりあえず開いてみる。
あとは野となれ、山となれだ。
いよいよその方とのやり取りがはじまると急に不思議なことが起こり始めた。
町おこしをされている『くノ一』に会いに行くことになったり、3人しかお客様のいない講談会のお客様の一人が外国人の方になったり、今までは起こり得なかった事が起き出した。
その外国人の男性に「どちらからお越しになられたんですか?」と質問すると
「隣の国からです」
「あぁ~、アメリカですか?」
「違います」
「えっ、あっ、オーストラリアかニュージーランドですか?」
「違います」
「では、香港?」
「違います」
「えっ、どちらですか?」
その答えはまた来週のお楽しみ。(院生 四代目・玉田玉秀斎記)