国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)『忍者と玉秀斎 その13』(院生 四代目・玉田玉秀斎)

2022年12月27日

 昔の忍びは情報を得るために大変な苦労があった。
 しかし、今は便利な時代だ。
 嘘か誠かは横に置いておいて、とりあえずネットで検索すれば何かの情報に引っかかる。

 ということで、忍者の勉強をする方法を見つけるために検索窓に
『忍者』
 と入れてみる。
 4億件以上ヒットした。
 やはり忍者は世の中に忍んではいない。
 日本の人口の4倍ぐらい多い数の情報が溢れている。

 そこで、情報を絞るために、検索窓に『三重大学』を追加してみた。
 すると、10分の1の4000万件まで絞り込むことができた。
「よしっ!!」
 でもちょっと待て。4000万件も見ていたら、それだけで1ヶ月は終わってしまう。
 勉強時間がないぞ。

 ふと、検索の一番上を見ると、
『国際忍者研究センター』
 と書いてある。
「何々、三重大学の機関で、忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信している」
 これやん!!!
 ということで、国際忍者研究センターのHPをざっと見ると、色々と忍者研究というものが見えて来た。

「なるほど。山田先生、吉丸先生、そして高尾先生がいらっしゃって、皆さんそれぞれ本を出されていると」
「20年以上も前の大学時代を振り返ると、大学の授業って先生が書かれた本が教科書になっていたなぁ~」
「そうか、先生方が書かれた本、読めばいいや」
 と自分でもアホじゃないかという結論にいたったわけです。

 そこで買いそろえていったのが、
『忍者の歴史』(山田雄司著)
『忍者の精神』(山田雄司著)
『忍者の誕生』(吉丸雄哉・山田雄司編)
『忍者文芸研究読本』(吉丸雄哉・山田雄司編)
『忍者学講義』(山田雄司編)
など。

 そして、時間があると見るようになったのが、三重大学国際忍者研究センターのユーチューブチャンネル。

 昔の忍者と違って今は情報を集めるよりも、情報の選別の方が技術を擁する時代になったと感じながら1ヶ月の受験勉強がスタートしたのでした。(院生 四代目・玉田玉秀斎記)