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(エッセイ)2023年度前期授業の始まりとブログの再開(吉丸雄哉)
2023年04月21日
4月13日より2023年度の三重大学大学院人文社会科学研究科の忍者忍術学コースの授業が始まりました。授業名は「中世近世文学論演習」ですが、日本文学を勉強する学生1人と忍者忍術学を勉強する学生5人が履修登録しており、別々の教室で違った内容を教えています。
忍者忍術学コースの大学院生は全部合わせて、M3(MasterCourse修士課程3年)以上×4人、M2×2人、M1×2人が在籍しています。M3以上といっても単なる留年や休学ではなくて、社会人であることなどを理由に最初から3~4年以上をかけて論文を執筆する長期履修制度(授業料は2年修了と同額)を利用している学生がほとんどです。
忍者忍術学コースの学生は史実の忍びを研究対象とする人が多いのですが、フィクションを対象として私が指導教員になっている学生も2人います。
私の大学院の経歴は、M3年+D5年(DoctorCourse博士課程)で最終的に単位取得満期退学でして、大学院時代はとにかく長かったという感想です。しかし、学問の進展を振り返ると、修士課程2年ならば短いのはもちろんのこと、さらに3~4年かけても時間的余裕がある感じはしません。ましてや社会人でありながら大学院に通って学ぶのはたいへんだと思います。ここ2年間、新型コロナウイルス感染症のため、研究が思うように進展しなかった学生もいて、最終的に修士論文が完成するのかやや心配しながら見守っています。
私の授業は、史料や論文をもとに読書レジュメを全員が作って報告し、意見や感想を交換します。それとは別にブログに投稿する文章を書いてもらいます。昨年度後期は学生も私も執筆に手が回らず、おそらく今期の学生も順調に書けないかもしれませんが、今期はもっとブログの執筆に力を入れようと思います。
よろしければご覧ください。(吉丸記)