国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

ブログ

 

(学生通信)「私に欲しかったものが舞い降りた!」(院生N)

2018年12月17日

人文社会科学研究科修士課程1年のNです。

皆さんはお店に行ったとき、ずっと欲しかったものや気になっていたものが置いていたら、当然のことでしょうが「手に入れたい!」と思いますよね。しかしながら、すぐに商品に飛びついたりしないという場合もあるでしょう。

すぐに買わない理由として一番に挙げられるのは金銭的な面だと思いますが、中には「こんなの買っているところを見られたら……」「この商品を手に取ってレジに持っていくのって、なんか恥ずかしいな……」「この年齢でこんなものを買うのも……」というのもきっとあるのではないでしょうか(あると信じてます!)。

僕は初めて百合漫画を買うとき、まさにそのことが起こりました。僕の両親は二人とも漫画がアニメを見ることに抵抗はなく、むしろよく見ているのですが、女性同士がくっついて描かれた漫画、またはいわゆる「萌えキャラ」がメインになっている雑誌を買うことに、どこかためらいはありました。「こんなもの持ってるの見られたらどんな反応するだろうか」と。

しかしながら、その時は抵抗よりも好奇心がそれを大幅に上回ったので、商品を手に取りレジに持っていきました。結果は買って大正解でした。買ったおかげで新たなジャンルを発見することができ、さらに「百合って面白い!」ということを知ることができたので良かったと信じています(当時はそれを学部の研究テーマにしようとは思わなかったのですが)。

もし皆さんも、このような経験がおありでしたら、思い切って購入してみてはどうでしょうか。最近はネット通販で家に居ながらにして手軽に買うことができますしね。

さて、前回忍者をテーマにしたBL作品について述べましたが、その時「入手が間に合わない」ということを書きました。確かに時間的な問題もあったのですが、一番大きな理由は「これを手に取るのを見られたら……」ということを考えてしまったことです。百合作品を調べる途中でBLに興味を持ち出し、最近は書店のBL漫画コーナーや少女漫画、はたまたTL(ティーンズラブ)コーナーに立ち寄って本を眺めることに抵抗はなくなったのですが、いまだ購入した経験はありません……。

ですが、やはり好奇心はそれを上回るもの。入手して必ずやレビューを述べますので、しばしお待ちください!

すべての研究は、対象への好奇心と愛情から出発すると信じていますから。(院生N記)