国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)キャンプ流忍術修行⑩ (院生 河村昌樹)

2021年07月10日

 私の勤務している施設では、緊急事態措置からまん延防止等重点措置に変わり、ようやく宿泊の利用が入り始めました。そのため約2ヶ月ぶりに宿直勤務となりました。その日は日中は雨が降ったり、晴れたり、めまぐるしく変化したお天気でしたが、夜の戸締まりの為に外に出る頃には、雲も消え、たくさんの星を見ることができました。
 真上には、春の代表的な星座である、「おおくま座」と、尾の部分の北斗七星が見え、その先に目をやると「うしかい座」の一等星アークトゥルスと「おとめ座」の一等星スピカがとてもきれいに見えました。この大きな曲線は「春の大曲線」と呼ばれ、春の星座を見つける目印となります。アークトゥルスとスピカが見つかると「しし座」デネボラもすぐ見つかります。この3つの星は正三角形の形をしているので「春の大三角」と呼ばれています。また「春の大三角」が見つかると、少し暗いですがそこから「りょうけん座」のコル・カロリも見つけることができます。この4つの星は「春のダイアモンド」と呼ばれています。春の星空観察の定番ですが・・・ 梅雨にも関わらず、この全てを見つけることができ、とてもラッキーでした。

       
 昔の人たちは、夜空を眺め、その経験から得た知恵を生活に役立ててきましたが、正しく、アークトゥルスは麦の刈り入れ時期に真上に輝く星なので、和名を「麦刈り星」や「麦星」と呼ばれ、また梅雨時期に輝く星なので別名「五月雨星」とも呼ばれています。
 スピカは白く美しいところから日本では「真珠星」と呼ばれており、この二つの星は七夕の対の星(彦星、織り姫星)のように「春の夫婦星」と呼ばれています。
 梅雨時期は、夏の星座も見ることができるのですが、その日は「夏の大三角形」もよく見えました。戸締まりに行ったわずかな時間でしたが、きれいな星空を見ることができ、心が癒やされました。
忍者も厳しい任務や修行の合間に、今の時代よりももっとたくさんの星を眺め、心を癒やしたのではないでしょうか・・・  「満天の星空の術」 見た人の心を癒やしてくれます。

次回はツバメの子育てについて書きたいと思います。(院生 河村昌樹記)