国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)リアル忍たま達と弓矢作り!②(院生 仙空)

2021年08月05日

 こんにちは、仙空です。
 リアル忍たま達との弓矢作りレポの続きです^^

 集合場所の忍者畑には小学生の子ども達が15人来ていました。
 まずはグループ分け!
 3組に分かれて、大人のお手伝い忍がそれぞれにつきます。
 私の組はくノたま(くノ一のたまごの略です^^)4人と最年少の忍たま1人でした。
 みんなかわいいなー!(*´∀`*)
 次に大和柔兵衛先生から作り方の説明がありました。

 手順はこんな感じです。
~弓編~
1. 適度な長さ(大人の腰くらい)に切られた太め(流しそうめんができそうなくらい)の竹を4つ割りにする
2. 竹の内側の節を落とし、鉄やすり、紙やすりをかける
3. 上端、下端に糸を通すための穴をあける
4. 太めのタコ糸を穴に通し、好みの強さに竹をしならせ、糸を巻き付ける

~矢編~
1. 適度な長さ(大人の腰くらい)に切られた細め(大人の指くらい)の竹の上端か下端どちらか一方に切り込みを入れて、矢筈(糸をひっかける窪み)を作る
2. 矢筈とは反対側の端に子ども向けチャンバラに使われるようなふわふわしたものをくっつける(安全策)

 けっこうシンプルですよね♪
 ちゃんと作れるかな~?^^
 いよいよ弓矢作りスタートです! 

 まずは竹を4つ割りするところから!
 鉈を金槌で打って少しずつ下の方へ進めていきます。
 まっすぐ割れるように頑張ってますね♪

 竹を割った後は、節を落とします。
 あまり力を入れなくても、金槌でコンコン、と叩くだけで簡単に落ちました^^
 その後は手を怪我してしまわないよう、つるつるになるまで竹にやすりをかけます。
 鉄やすりをかけ、紙やすりで仕上げます。
 この工程が1番時間かかりましたね。
 子ども達飽きちゃうかも?とも思いましたが、投げ出さずにきれいになるまで頑張っていました^^

 弓に糸を通すための穴開けは電動ドリルで簡単にできました。
 けどその後の糸を通すのに手間取る子達が多かったです。
 3本をよじって作られたタコ糸を使ったので、穴に通す時にバラバラになりやすく、うわーまた失敗したー!!と嘆きの声が聞こえてました笑。
 この辺りから私もサポートに必死で各工程の写真を撮る余裕はなくなりました(゚д゚)

 糸を通せたら、竹をしならせて糸を留めます。
 固定できれば留め方はなんでも良いよ、とのことだったので、適当にぐるぐる巻いて固定しました笑。
 アップ写真はないですが、この男の子が持っているみたいな感じで巻きます。

 ここは大人のお手伝い忍が手助けすることが多かったですね。
 一度留めて、試しに弓を引いてみて、緩かったり、強すぎたりしたら、またほどいて結びなおします。

 これで弓は完成です!
 やったーヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)♪

 矢作り編はまた次回^^
 それではドロン!(院生 仙空記)