国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(学生通信)キャンプ流忍術修行⑮ カモフラージュ (院生 河村昌樹)

2022年04月25日

 昼休みに職場の窓の外でチーチーという鳴き声聞こえたので、メジロだと思ってその姿を探したのですが・・・ 
 鳴き声はすぐ止んでしまったので、どこにいるのか見つけられませんでした・・・
 それでもしばらく見ていると、枝が揺れたので、葉っぱの中に溶け込んでいるメジロの姿を見つけることが出来ました。
 そこで慌ててカバンからカメラを取り出してシャッターを切りました。

 メジロはその名のとおり、目の周りが白いので目だけはとても目立ちますが・・・
 体の色が緑なので木の中では保護色となって、写真のように木の葉に溶け込みます。
 特に2枚目の写真のように葉っぱの中に体を隠すと全く見つけることはできません。
 野鳥の中でも小型のメジロにとって保護色は身を守るための大切な術です。                

 残念ながら忍術には「メジロ隠れの術」は無いようですが・・・
 忍者は生き物の生態から忍術に応用しています。
 鳥の生態から生まれた術に「ウズラ隠れの術」がありますが・・・
 本当に忍者は自然博士だと関心させられます。(院生 河村記)