国際忍者研究センター

三重大学では、伊賀地域の発展のために、
忍者の歴史や文化を研究し、その成果を発信しています。

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(エッセイ・お知らせ)2020年度大学院生ブログの開始(吉丸雄哉)

2020年05月28日

 2020年度の「中世近世日本文学作品論特講」の授業の話をします。日本文学の履修学生は別に時間をとって一対一で授業することにしました。忍者学の大学院生5人が受講しています。「中世近世日本文学作品論特講」といいますが実質忍者学の授業です。
 昨年度は古文やくずし字の読解能力の向上を目的とした授業を行ったのですが、今年度は発表力(プレゼンテーションスキル)の向上を目的とした授業にしました。日本文学のほうでしっかり研究しているのにどうも自分の研究をうまく説明できていない学生が散見して、そういう面も鍛えておかないといけないと思ったのが理由です。修士2年以上は自分の研究について、修士1年は読書リストを作ってもらって研究の方向性を説明してもらっています。他の三重大学の授業と同様に2020年度前期は対面授業が禁止されて、Zoomをつかったオンライン授業を行っています。5月14日が初回の授業だったので、まだ3回しか終わっていないのですが、毎週の報告なのでけっこう大変だと思います。時間が余ったら忍術も書いてある兵法書を読もうと思っていたのですが、その余裕はなさそうです。
 ブログも結構たいへんですが、文章力の向上は書くしかないことと、ネタを探すので研究に鋭敏になるという利点があります。私も復活して、前期のうちは書いていくつもりです。
昨年11月に伊賀市石川の忍術道場で伊賀忍者活劇体験(忍者LARP)をやったときに、鳥取県から参加してくださったご夫婦(40代か50代)がいて、動機が国際忍者研究センターブログでした。やっぱり読んでくださる人がいるのは励みになります。
 今年度のメンバーも濃ゆいです。M1から一日ひとりずつ載せていきますので、ご笑覧ください。(吉丸記)