国際忍者研究センター

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(学生通信)映画レビュー㉔「くノ一関ケ原」<2010年、監督:かわさきひろゆき>(院生 郷原匠)

2020年12月14日

 本日紹介する映画は、2010年に公開された「くノ一関ケ原」という映画です。監督のかわさきひろゆき氏は、「武田くノ一忍法伝 千代女」(2015年)という作品も撮られています。くノ一にとても興味のある方なのかもしれません。

 プライムビデオによる平均評価は、★5中、★3と、まずまずの評価でした。しかしレビューが1件しかなく「ストーリーの内容は分かりにくいが、小倉奈々(今回の主演)可愛い!」といった感想があるだけだったので、あまり信用できません。今後のレビュー増加に注目したいと思います。

 プライムビデオのあらすじ紹介には、「関ケ原決戦、間近!天才軍師、黒田如水の暗躍を恐れた徳川家康により、如水抹殺を命じられた服部半蔵はすぐさま配下の“忍者”水知と“くノ一”如月、弥生を刺客に放った。だが、その襲来を予期していた如水は黒田忍軍を用いてこれを迎撃せんとする。かくして忍法、妖術入り交えた闇の戦いの火蓋が切って落とされた。」といったように詳しい説明がされていますが、一切無視することをオススメします。なぜならば、映画の大半がSEXシーンで埋めつくされているからです。

 映画のカテゴリーに「アクション」とあったので、「くノ一達が天才軍師・黒田如水の様々な戦術を攻略して如水を滅ぼし、その後の関ケ原の戦いにおいてもくノ一達が大活躍し、最終的に徳川家康から褒美を頂く」といった内容だと思い込んでいました。しかしその期待は冒頭のSEXシーンで裏切られました。あまり詳しく述べませんが、アダルトビデオにあるような様々な性行為シーンがたくさん描かれています。ストーリー性のかけらもありません。今すぐカテゴリーを「エロ」に変えるべきでしょう。

 一応、映画の途中に敵(黒田軍)との戦闘シーンがありますが、これまた目を覆いたくなるものばかりです。伊賀・黒田忍者双方が使う忍法?が本当に卑猥なものばかりなのです。これらについても詳しく言及してしまうと、ブログに載せることができなくなってしまうので、申し訳ありませんが今回は省略させて頂きます(笑)。ご興味のある方は、ぜひご自分の目でお確かめ下さい。

 ここまで露骨にエロ要素を出したくノ一映画は初めてでした。ストーリー、時代考証ともめちゃくちゃで、お世辞にも映画作品とは言い難いものでした。しかし純粋なAV作品としては満点だと思います。画質は粗いですが男子であれば十分に楽しめると思います。音量に注意して閲覧してみて下さい。

 以上で今回のレビューを終わります。次回は「ニンジャ・アサシン」(2009年、監督:ジェームズ・マクティーグ)をレビューしたいと思います! (院生 郷原記)